



作成した背景
卒業研究において、親とのアタッチメントと共感性濫用の関連性について研究する中で、共感性濫用が多くの若者にとっての課題となっている可能性が高いと感じました。そのため、共感性濫用を減らすためのメンタルヘルスアプリを作ろうと考えました。
デザインプロセス

課題
◽️共感性と共感性濫用



◽️️卒業研究のアンケート
卒業研究において、大学生225人を対象に親とのアタッチメントや共感性、共感性濫用に関する調査を行いました。
アンケート参加者の属性

共感性濫用の測定

ほとんどの項目で「やや当てはまる」以上の回答が多く集まり、調査対象である大学生が共感性濫用しがちな傾向にある可能性が示唆されました。


カスタマージャーニーマップ


3C分析

ブランドピラミッド

リーンキャンバス

プロトペルソナ

デザイン
◽️初期のワイヤーフレーム

◽️初期のデザイン
柔らかく温かみのある配色で、ユーザーに寄り添う可愛らしいデザインを意識しました。

ユーザビリティテスト
初期デザインの使いやすさを確かめるためにユーザビリティテストを行いました。
📝 タスク
思ったことをつぶやく
今日の振り返りを行う
1週間の記録の推移を確認する
今日の記録の詳細を確認する
🌀 初期デザインの問題点
✔️「共感性濫用 高 でした」の「高」とは?具体的に?
✔️ 結果の文字が小さすぎてわかりづらい
✔️ 質問に答えたのに全く達成感がない
✔️ カレンダーを見ても推移がわからない
✔️ 分析レポートのグラフが複雑すぎてわかりづらい
✔️ 結果の文字が小さすぎてわかりづらい
✔️ 質問に答えたのに全く達成感がない
✔️ カレンダーを見ても推移がわからない
✔️ 分析レポートのグラフが複雑すぎてわかりづらい
最終的なデザイン


今後の展望
今回作成した「MeMo」アプリは、日常的に行っている共感性濫用を自覚し、「相手だけではなく自分も大切にする」サポートを行うことを目的に作成しました。ただ、記録する・学びを得るといった内容だけでなく、個々のユーザーに寄り添ったサポートを強化することで、より効果的なサービスを提供できるのではないかと考えられます。そのためには、AIを活用した感情分析や、ユーザーの利用傾向に基づいてパーソナライズされたアドバイス機能の導入などを検討する必要がありそうです。